幼少期をニューヨークで過ごし4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学卒業。

 ロームミュージックファンデーション奨学金を得て、ザルツブルクモーツァルテウム音楽院へ留学。同大学院を首席で修了。桐朋学園、モーツァルテウム音楽院ではオーケストラのコンサートマスターを務めた。これまでにヴァイオリンをオオイ・レズニック、江戸純子、徳永二男、イゴール・オジムの各氏に、弦楽四重奏をハーゲン四重奏団に師事。

 2005年オーストリア・メニューイン記念音楽財団賞1位、2006年オーストリア・ライファイゼン音楽コンクール最高位、第11回クロアチア国際弦楽器コンクール「ルドルフマッツ」2位特別賞、2012年青森県立美術館「第5回チャイコフスキーピアノトリオオーディション」1位をはじめ、国内外のコンクールでの入賞歴多数。

 帰国後は各地のオーケストラからゲスト奏者として度々招かれ、新日フィル、日本センチュリー交響楽団、札幌交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、静岡交響楽団などでコンサートマスター、アシスタントコンサートマスター、首席奏者を務める。現在、イルミナート・フィルハーモニーオーケストラのコンサートマスター。2017年、トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニアによるオペラ、ベッリーニ「ノルマ」ではコンサートマスターとして公演を成功に導き、同公演は文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。また、2018年末から翌年にかけて行われたイルミナートフィルの中国公演では、リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」のソロが高い評価を得た。

 ソリストとしては、ドイツ・イエナ響、サンクトペテルブルク響、キエフ響、ウクライナ・ハリコフ響、クロアチア・ドゥブロヴニク響、チェコ・ボヘミア響、スリランカ響などと協奏曲を演奏。また2006年には「イヴリー・ギトリスと素晴らしき仲間たちコンサート」に出演し、“この才能溢れる音楽性豊かなヴァイオリニストは、いつも真摯に音楽に向き合っている。万人の注目と賞賛に値する真の芸術家である”との賛辞をギトリスから贈られた。弦楽専門誌『ストリング』の特集にも取り上げられ、表紙を飾った。

 室内楽奏者としても定評があり、なかでも2014年に元ウィーン・フィル首席ヴァイオリン奏者ぺーター・ヴェヒターから依頼を受けて参加したコンサートにおいて、ヴェヒターのほか、ベルリンフィル・ヴィオラ奏者マシュー・ハンター、ウィーン・フォルクスオーパー管首席チェロ奏者リッカルド・ブルーと弦楽四重奏を演奏し、絶賛されたことは特筆される。

 音楽祭への参加も多く、これまでに宮崎国際音楽祭、ロームミュージックフェスティバル室内楽演奏会、軽井沢国際音楽祭、サイトウキネンフェスティバル松本「若い人のための音楽会」、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト、サイトウキネン室内楽勉強会、別府アルゲリッチ音楽祭室内楽演奏会などに出演している。2019年は、ロームミュージックフェスティバルに弦楽アンサンブルのメンバーとして出演するほか、宮崎国際音楽祭、著名な演奏家が呼び水となっている第62回弦楽器フェアのソリストとしても招かれた。

 2011年リリースしたCD「Asa Cantabile」は、『レコード芸術』誌・準特選盤となった。

(2020年9月現在)

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